浴衣の着付けと茶道体験国際交流イベント


ちょっと前になりますが、お茶の先生に、新宿多文化共生プラザさんから
外国人向けの浴衣の着付けと茶道体験イベント講師のお話があり、私もお手伝いとして
参加させていただきました。



そのイベントは8月29日で、もちろん夏着物で行きました。(後姿が私)→
夏は暑いので、いつも浴衣しか着ないのですが、今回はがんばって着物に挑戦。
くるりで買った、天然素材の普段着きもの竹楊柳/夏虫色(なつむしいろ)です。
こちらは天然素材ですが、自宅で洗濯できる優れもの。しゃり感がありしゃきっとした生地です。
以前くるり小泉今日子さんが取材で訪れたときにこれと同じものをお召しになったとか。
仕立て上がりのものですが、お値段もリーズナブルで洗濯できるので経済的。
しかし、あと2日ほどで単衣に衣替えだというのに、まだ暑い・・・。
浴衣の着付けイベントなので、浴衣で参加されているお弟子さんもいらっしゃいましたが、
浴衣姿が涼しげで羨ましかったです。

今回は、アメリカ、中国、韓国、ロシア、カザフスタンetc.・・・と様々な国からいらした
外国人の方々がいらっしゃいましたが、先生のお弟子さんは才色兼備な方が多く、
事前に先生からフランス語・英語ができるお弟子さんにお声をかけていたため、同時通訳も準備万端でした。

ただ・・・、さすが日本在住なだけあって、みなさん日本語お上手なんです。
私がお話した、テキサス出身の男性は、「敬語」がきちんとしゃべれる方でした。
それも、「尊敬語」と「謙譲語」を使い分けていたのには驚き!
更に驚くことに、日本に住んで2年しか経っていないとのこと。
若い子でもきちんと敬語が使えないこが多いのに、2年でマスターするなんてほんとにびっくりでした。
しかも話し方がとても謙虚で「・・・させていただいて。」という話し方。
日本人より日本人らしい。
うーん、準備万端だったのに・・・。


さて、今回のイベントは、浴衣の着付けと茶道体験ですが、
初めに浴衣の着付けを行って、その後浴衣のまま茶道体験を行うという段取りでした。
まずは、Iさんをモデルに先生が半幅帯の巻き方をデモンストレーション。
みんな真剣に聞き入ってました。
しかし、Iさん、身長があるのでほんとモデルさんみたい。


デモの後は、それぞれ浴衣を着ていきます。
文化センターのボランティアスタッフの方も沢山いらっしゃったので、一人ずつ誰かがついて
着付けを教えてもらえます。

みなさん浴衣を着こなしてました。



着付けの後は、茶道体験。
人数と時間の関係で、お点前のデモンストレーションの後、
ご亭主役とお正客役の2列に分かれて、茶筅でお茶を点てるところから初めて、
お茶をいただくところまでを体験していただく。
お弟子さんも水屋でフル回転でお茶の準備。


今回、お茶のデモはお弟子さんのKさんが担当。
近くの見学者が皆カメラを向けるため、Kさん緊張するだろうなーと思いながら見守りましたが、
さすがKさん、落ち着いて美しいお点前を披露されていらっしゃいました。
私だったらあんなにカメラに近づかれたら動揺しそうです。

2時間と短い間でしたが、日本の文化に触れて喜んでいただけてよかったなと思います。
また、教えるというよりも、今回のイベントでは教わることが多く、よい経験になりました。