チャイナハウス龍口酒家@幡ヶ谷

デザイナーのM子と一緒に幡ヶ谷駅の駅ビルにある薬膳中華料理のお店、「チャイナハウス龍口酒家」に久しぶりに行く。

「幡ヶ谷ゴールデンセンター」の地下1階にあるのですが、ビルの名前もそうですが、ビルの中もちょっと寂れた感じの建物で、尚且つ、薬膳中華なものだから、外から見ると大変怪しい店にしか見えません。
でも、このお店、東京では知る人ぞ知る、著名人や芸能人なども足を運ぶ有名店なのです。。。

私が始めてこのお店を訪れたのは、たぶん6〜7年前くらい。
この辺に引っ越してきて、「散歩の達人」というエリア雑誌を読んでご近所研究をしていたときに見つけました。

このお店はちょっと変わっていて、メニューがありません。
飲み物だけ初めにオーダーして、あとはお任せで料理が次から次に出てくるので、お腹が一杯になったらストップをかけるというシステム。
お店のお客さん分を一度に作って人数分にわけて出すために、一人で行っても、大人数で行っても、一人が食べる量が大体同じになるため、何種類もいただけるというわけ。
料理を出すほうも、出されるほうも大変お得な仕組みです。
中華料理ってたくさん種類があって色々食べたいけど、二人でいってもあまり種類が食べれないですよね。でも、ここでは大人数で来ている人たちと同じ種類のメニューを食べることができます。
また、ここのお店は、高級食材を惜しげもなく使うので、珍しい食材を使ったメニューをいただくことができるのです。
スッポンやナマコ、鹿肉なんかも出ますし、冬は上海蟹も出してくれます。そして、調味料は全て手作り。というか食材はほとんど手作りなんです(ベーコンや腸詰ソーセージとかも)。
こちらのマスターは石橋さんといいますが、見た目怪しげな中国人風ですがれっきとした日本人。
中華料理といえば、四川風やら広東風などありますが、ここはどれにも属さない、石橋風中華。
料理は全て美味しいと言い切れます。

実は、先々週も来たのですが、久しぶりだったため、通常よりストップをかけるのが遅すぎて食べ過ぎますた・・・。
ということで、本日は10品になんとか収める。

全部じゃないですが、いくつか写真を撮ったのでご紹介。


こちらの大仙鶏の照り焼き。恐らく一番好きかもしれないメニュー。
これだけは、毎回共通で初めの一皿としてでてくるのでいつも食べれてうれしい。
とにかく、柔らかく味付けがいい。どう表現してよいかわからないけれども、これだけずっと食べててもいいと思える一品です。

ちょっとぶれてますが、海老だんごとブロッコリー、ぎんなんの炒め物。
海老だんごがプルプルじゅわーで思わず、目の前のマスターに「美味しい!」となぜか怒る。
今日の海老だんごは特に味付けが良かったと思う。


黄韮とベーコンの炒め物。
こちらは定番メニューでよく出るメニュー。
この韮が甘くてしゃきしゃきして美味しいのです。
そして、手作りベーコンがまたよい味を出していてお口の中で韮とベーコンの味がちょうど良い感じで交わるのですよ。


スッポンときのこのスープ。
コラーゲンたっぷりですねぇ。化学調味料が一切入っていないスープですが、出汁効いてます。


厚揚げと蟹と葱の炒め物。
この厚揚げ、豆腐から作ってました。なので、出来立ての厚揚げをいためているためとってもきめ細やかでジューシー。
味付けもグッドでございました。
これの料理は今まで来て初めてだったかも。


こちらはシュウマイ。
実は、こちらの本店では点心類は出さないのですが、2件隣の2号店と新宿高島屋店では点心を出してます。
その、点心で一番美味しいと思うのがこのシュウマイ。
しばらく2号店にもいけてなかっのと、どうしてもシュウマイが食べたくなったので、ちょうどマスターの一番弟子の男の子に
「シュウマイが食べたいの・・・」とポソリと言ってみたところ、「了解です」ときらっと目を見開いて二号店にシュウマイ取りに行ってくれました(涙)。
実は私、こちらはかなり通いまして、酷いときは週3回ほど通っておりました
(2号店含め)。なので仲良しなのです。。。
しかし、このシュウマイ、日本一美味しいと私は思っていますがどうなのでしょうか?
昔、大手町にすごく美味しくて有名なシュウマイのお店があるということで行って見ましたが、このシュウマイの100分の1ほどもありませんでしたもの。
とにかく柔らかくて、味が良くて、蒸し加減も抜群に良いのです(でも、時々違うお弟子さんだと蒸し加減が弱いときもありますけが)。


〆は、麺かチャーハンかを選ぶことができますが、前回が麺だったので、今回はチャーハンにしました。
ここはチャーハンもまた美味しいんですよねぇ。
チャーシューも手作りなんですが、これがまたいい味出してるんですよぉ・・・。

ちなみに、麺の場合は、「里麺」と書いてリーメンという和えそばが出ます。
この麺は、クロレラを練りこんでいるため翡翠色になっています。通称クロレラ麺です。
これに、葱とチャーシューを特性胡麻ダレで和えたものなのですが、これがまた絶妙な味。
2号店でクロレラ麺を使ったメニューがいくつかありますが、やっぱりこの里麺が一番美味しいのではないでしょうか。













やっぱり美味しいです。
そして、味にも雰囲気にも癒されます。
しばらく足が遠のいていましたが、また復活しました。

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●チャイナハウス龍口酒家
http://r.tabelog.com/tokyo/A1318/A131807/13004350/

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