初詣@割烹料理 清水屋
お昼がまだだったので、伯父につられれるまま、西新井大師の門前にある「清水屋」さんへ。
店の前に人だかりができており、人を掻き分けながら店に入ると、お店の中もお客さんで一杯。
と、伯父がお店の若旦那風の方と年始の挨拶を交わしていました。
みるところ、伯父はここの常連で気心がしれている様子。
なんだかすごく込み合っているのに、すぐに座ることができました。
そして、まだ注文していないのに、日本酒やらおでんやらが出てきます。
私が???と思っていると、伯父が寿司でよいかというので「ふん」と応え、店員さんに寿司を注文してました。
なんだかわけがわからないまま、とりあえずお寿司やらおでんやらつまみやらをいただいていると、
伯父が突然離席して店の奥へ消えたので、仕方なく一人で黙々といただき続けておりました。
すると、奥から、「かっかっかっ」という伯父の独特の笑い声がしてきます。
しばらくして戻ってきた伯父から理由を聞いたところ、こちらの女将さんが見えたので挨拶に行ったら、
一緒にいた私を彼女だと思ったので声をかけるのを差し控えていたとのこと。
それを聞いた伯父が笑っていたそうな。
確かに、落ち着いた感じの和服でしたし、髪もいつもと違い、下の方でお団子にしているとちょっと落ち着いて見えたかもしれませんが、
そんなことを差し引いても、年の差約50ですので、
そんなのありえませんからっ!
こちらのお店は、伯父が仕事を引退した後も、何かと贔屓にしていたため、もう何十年のお付き合いだとか。
にしても、女将さん、気を使いすぎ。
帰りに、名物「草だんご」を一箱ずついただいてお礼を言ってお店を後に。
清水屋さんは、江戸時代の初期元禄から続く老舗のお店。
中でも草だんごが有名で、弘法大師に由来するおだんごなのだとか。
家に帰っていただきましたが、これがほんとに美味しゅうございました。
だんごはもっちりと柔らかく、口に含んで噛むと、よもぎの香りがふわ〜っと鼻に広がります。
こし餡とつぶ餡があるそうですが、いただいたのはつぶ餡。このあんこも柔らかく素朴な味で甘みがちょうど良いので
一気にぱくぱくといただいてしまいました。
今まで食べた草団子の中で一番美味しかったかもしれない。
ちなみに、お店に入るときにできていた人だかりは、草だんごを買うために並んでいた行列でした。