初着付け

姉が元旦に着物を着て出かけたいとのことで着付けを頼まれていたので、元旦早朝から姉の家へ。

着付けといっても、自分でさえきちんと着付けられないのにできるかどうかドキドキでしたが、

前日のリハーサルと、前夜母依子を練習台にしての準備が功を奏し、なんとか時間に間に合わせることができました。

私の姉は、身長174センチ(もっと高いという噂もありますが)。

痩せてスラッとしているため、実際はもっと高く見えます。

ですので着物がとにかく長い。

普通、畳紙に二つ折りで収まっているものが、三つ折りでしまわれてます。

これは、長さを出すために胴部分に違う生地を継ぎ足しているから。

確か長襦袢も2反で作っていたはず。どんだけ大きいんだ!

姉くらいになると、モデル並みの仕様なので、着物でもかっこよく着こなせるのですが、誂えるのは何かと大変かもしれません。

でも、最近は身長が高くなってきており、仕立て物でもロングサイズもあるようなので、姉にはもっと着物着てもらいたいです。

きっと賀来千賀子さんみたいにかっこよく着こなせると思うんですよね。

で、今回着付けたのはこちら。

K叔母に誂えてもらったという訪問着。季節を問わない柄なので便利です。生地もいいもので名前は忘れましたが作家さんのものでした。


しかし・・・、着付け初心者のため、見直すと「あちゃー」な部分が目に付きます。

1.衣紋の抜き加減はちょうどよかったのですが、着物の袷を詰めすぎて半襟があまり見えてない・・・。

2.帯揚げが左右対称の高さになってない・・・。

でもまあ、初めての着付けにしては、まあまあじゃろうと思うことに。帯は上手にできたと思います。(自分で二重太鼓まともに締めれたことないので)。

あと、苦労したのは補正です。痩せてるので。
綿詰めまくりましたもの・・・。
最近、補正のいらない体型になってきた自分にはっとさせられた出来事でございました。


そして、姉を見送り、自宅へ戻った後、自分も着物を着て無事お正月を迎えました。

小さい頃はお正月は一家で着物を着ていたんですよね。最近は誰も着なくなってしまってちょっとさびしい気もします。

姉にももっと着物きてもらって、「細雪」のように一緒に着物ででかけてみたいものです。